オフィシャルブログ

都内マンションの防水工事ー株式会社LASー

このエントリーをはてなブックマークに追加
Bookmark this on Livedoor Clip
Bookmark this on Yahoo Bookmark
LINEで送る

 

どんな分譲マンションでも人間と同様に年を取ることで様々な不具合が生じます。日本では雨や雪、台風などの影響により、放っておくと屋外から建物内へ雨水が浸入し、建物の骨格を支える柱や梁(はり)の腐朽、鉄筋の錆などにつながります。一旦雨漏りし始めてしまうと、住宅の傷みが早くなり、修繕費が余計にかかってしまう問題があります。その様な被害に繋がる前にも、外壁や屋上、ベランダなどから水の浸入を防ぐ防水工事によるメンテナンスがとても大切です。前にも、弊社では早めの防水工事を推奨しております。

 

IMG_4488

 

[目次]

○マンションの防水工事について

○防水の種類とその特徴

○工事を行う上でのポイント

○まとめ

 

 

 

 

 

○マンション防水工事について

 

マンションの防水工事は、まず建物の劣化状態の調査から始まります。経年劣化により既存の防水層がどの様な状態であるか、ひび割れや亀裂などが生じていないかを確認していき、本来の防水機能を発揮できるよう、劣化箇所に修繕を施していきます。

雨や台風などの自然災害による影響を受けて工事を必要とすることになった箇所に関しては、きちんと劣化状態を確認して申請を行えば、火災保険が適用して費用を大幅に抑えて工事を行うことができます。

火災保険を申請して工事を行うにあたっては、補修が必要な箇所を証拠として写真に残し、現地調査報告書の提出や工事見積書を作成して鑑定人とやりとりを適切に行う必要があります。

 雨漏りや被害箇所だけでなく、細かなひび割れや目視確認だけでは発見しきれない被害箇所もきちんと申請する必要があるので、知識が少ない個人の方の請求で行うと、被害箇所の漏れや、十分な形として証拠に出来ず、保険対象外と断定されてしまうケースが多く見られます。弊社では現場の劣化状態の調査から保険申請となる箇所の確認、鑑定人とのやりとり、工事まで一貫して行っているので、漏れがなくやりとりにおける被害箇所の漏れ無く工事を施すことができます。

 

以前別の記事で、火災保険適用工事について詳しくご説明しておりますので、より詳細まで確認されたい方は、ぜひこちらも合わせてチェックしてみてください。

ーー火災保険適用でマンションの修繕費用が抑えられる?ーー

 

 

 

○劣化部分の修繕について

ひび割れや亀裂などの劣化部分については、それぞれの状態にあった工法を用いて修繕を施します。エポキシ樹脂やアクリル樹脂を用いて補修するやり方のほか、バジリスクという補修剤を用いて補強する場合もあります。

 

[エポキシ樹脂の特徴]

 優れた強度を特徴とする樹脂です。構造物や外壁に発生したクラック(ひび割れ)に対しては、こちらのエポキシ樹脂を用いて直接樹脂の注入を行います弊社では地下の防水工事だけでなく、外壁やトンネルなど様々な用途での止水工法としてエポキシ樹脂を用いており、しっかりとした防水効果が見られます。

 

[アクリル樹脂の特徴]

 コンクリートの状態(ひび割れ幅等)に左右されることなく、0.1mm以下の微細なひび割れにも注入することができる樹脂です。エポキシ樹脂と比べて変異原生物質や環境ホルモン物質を含まないため、比較的に環境に配慮して工事を施工することができます。水濡れしたひび割れ箇所にも対応できるため、エポキシ樹脂で補修できない漏水被害が見られるひび割れ箇所にぴったりの樹脂です。

[バジリスクの特徴]

 バジリスクとは、バクテリアの代謝活動を利用した液状のひび割れ補修剤です。コンクリート中に特殊なバクテリアと栄養分のカルシウム有機塩を混入することで、コンクリートにひび割れが発生した際にバクテリアの代謝活動によって損傷を自動的に修復してしまう優れた自己治癒技術です。ひび割れ内部に深く浸透し、内部からひび割れを修復していきます。1回の塗布で0.2~0.3mmのひび割れ を、2-3回の塗布で最大0.6mmのひび割れを修復することができます。

 

 

○防水の種類とその特徴

 

 建物下地の種類等により、建物が何で作られているか、下地の種類などを加味し、トータル的なコストを考えバランスの良いものを選び当社でお見積りと合わせ、ご提案をさせて頂きます。

 

① アスファルト防水 耐用年数:約17〜20年

ビルの屋上や一般家庭の陸屋根(平面状の屋根)の防水工事によく採用されている工法です。アスファルトに合成繊維不織布を含ませて作ったシート状の建材を貼り重ねる工法で、防水性が高く、耐用年数がほかの工法と比べて比較的長いのが特徴です。

② ウレタン防水 耐用年数:約10〜12年
最も多く見られる工法です。太陽光に反射効果を持つ、遮熱塗料の塗布が可能で、面積が広い屋上では、コストパフォーマンスが上がります。ウレタン防水を紫外線劣化から保護するため、表面にトップコートと呼ばれる保護材が塗られており、そのトップコートを定期的に塗る必要がありますが、定期的にトップコートを塗ることで防水層の劣化速度を遅くし、結果的に建物のランニングコスト低下につながります。

③ FRP防水 耐用年数:約10年
補強した繊維強化プラスチックを用いた工法で、強度な防水層が形成できます。
軽量という特徴もあり、木造の屋上への施工が適している場合が多く見られる工法です。こちらも定期的にトップコートを塗ることで長期なコストパーフォマンスの向上が可能です。

④ 塩ビシート防水 耐用年数:約10〜13年
塩化ビニールから作られた防水シートを下地に貼り付けて行う工法です。シートが変芸自在なため、狭い場所や、複雑な形状をしたところにも施工可能なのが特徴としてあげられます。また耐久性が高く、施工時の美しい状態を維持しやすいという特徴があります。

⑤ ゴムシート防水 耐用年数:約10〜12年
合成ゴムから作られた防水シートを下地に貼り付けて行う工法です。塩ビシート防水とは異なって狭い場所や複雑な形状をした場所の工事には向いていませんが、工期が短期間で済み、施工しやすく、コストが抑えられるといったメリットがあります。

 

 

 

 

○工事を行うにあたってのポイント

 

マンションの防水工事をするにあたり、屋外での作業となるため、騒音以外にも工事中に生じる匂いを遮断することが難しくなります。そのため、事前に近所に挨拶や説明をして理解を得ておくことが大切です。

また防水工事施工後の耐用年数を保つためには、定期的なメンテナンスを行うことがとても大切です。用いる工法の種類によっても異なりますが、施工後5年〜10年の間は、トップコートと呼ばれる保護塗料を上から塗って防水材を守るメンテナンスを定期的に行いましょう。

 

 

 

 

 

○まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございます。建物をいつまでも長く快適に保つためには、上手に工事やメンテナンスを施すことがとても大切です。弊社では工事に関するお電話でのご相談や、現場の劣化状態の調査まで、無料で承っております。気になる点がございましたら、どうぞお気兼ねなく、ご相談ください。

 

 

 

[保険申請や工事に関してのご相談]

03-6315-4194

[工事可能エリア]

東京都

(港区・中央区・豊島区・新宿区・世田谷区・渋谷区・大田区・千代田区・文京区・足立区・板橋区・練馬区・台東区・杉並区・葛飾区・北区・目黒区・江東区・墨田区・荒川区・中野区)

神奈川・埼玉・千葉

[関連記事]

ーー都内マンションのひび割れ補修工事!注目のバジリスクとはーー