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マンションの大規模修繕工事とは?タイミングから工程まで解説!

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マンション修繕工事

 

人間と同じように年を重ねていく建物は、自然災害や経年劣化の影響を受けて徐々に劣化していくのが特徴です。

マンションを長く、綺麗に保つためには、定期的な点検や修繕工事が必要になります。

今回は、このマンションの大規模修繕工事について、工程から気になる費用まで詳しくご説明致します。

 

 

[目次]

○大規模修繕工事の内容

○工事のタイミング

○費用について

○改修工事との違いとは?

 

 

 

○大規模修繕工事の内容

 

マンションの大規模修繕工事では、劣化した様々な箇所の修復作業がメインとなります。

外壁の塗装や、屋上の防水塗装を塗り替えたり、ひび割れなどによる雨漏り被害を修繕して、建物の水準を建設当初の状態まで戻すことが工事の目的です。

また共用部の錆びや汚れなども徹底的に清掃し、元の綺麗な状態に戻します。

そんな大規模修繕工事の主な工事箇所をまとめると、

 

・外壁塗装

・外壁タイルの張り替え

・屋根塗装

・屋上塗装

・コンクリート面などのひび割れ

・共用部の劣化箇所

・地下コンクリート

 

など、様々な箇所があります。

まずは足場を設置して建物の劣化状態を調査することで、事前に火災保険を申請したり、工事プランを作成してから、その劣化状態に合わせて修繕していくのが工事の主な流れです。

 

 

 

 

○工事のタイミング

地震の多い日本では、建物に亀裂やひび割れが生じやすく、そこから雨水が侵入することによって内部鉄筋を腐食させ、耐震強度が低下して老朽化の原因となります。

そうなる前にも、およそ10〜12年に一度のタイミングで、マンションの大規模修繕工事を行うことが必要です。

定期的に修繕工事を行うことによって、劣化状態が軽度なうちにメンテナンスを取り入れることができるため、費用を大幅に抑えることができます。

劣化が進んで建物へのダメージが深刻になる前にも、建設から10年以上の年数が経過している場合や、以前の工事から年数が経過している場合は、大規模修繕工事を行うようにしましょう。 

 

 

 

○費用について

 

マンションの大規模修繕工事は、大掛かりな工事であるため、費用も高いというイメージを持たれている方が多いかと思います。

国土交通省が2017年5~7月に実施した”マンション大規模修繕工事に関する実態調査”によると、1戸当たりの工事金額は75万~120万円前後が目安とされ、平均でして100万円となっています。

 ただそれらの金額はあくまで目安であり、建物の劣化状態によって費用が左右されることがほとんどです。

また大規模修繕工事では、修理を必要とする劣化箇所を火災保険の適用箇所として申請し、保険金を受け取って工事費用を大幅に節約することも可能になります。

特に外壁や屋上は、自然災害の影響を受けて工事が必要となる箇所が多いため保険が認定されやすく、工事費を浮かしやすいのが特徴です。

 

火災保険って外壁工事に適用できるの?申請の方法やポイントについて 

 

○改修工事との違いとは? 

 

マンションの工事において、大規模修繕工事と同じように、改修工事という言葉をよく耳にされる方が多いと思いますが、その二つでは工事の内容や目的が違ってきます。

今回の記事でご説明した大規模修繕工事では、建物の劣化を修復して耐久性を建設当初の状態まで戻すことが目的です。

そのほかに改修工事では、建物の修復作業だけでなく、エレベーターの新設や手すりスロープの新設、バリアフリー加工など、今までなかった新しいシステムを導入してマンションの利便性をさらに追求することが目的とされた工事になります。

費用の面でも改修工事の方が高く、工事期間が長いのを特徴としますが、それに比例して建物の不動産価値も向上させることができます。

 

 

[NEXT]

マンションの工事費用はどれくらい?改修工事と修繕工事の違いについて解説! 

 

 

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